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「蚊の種類」身近に潜むキケンなモンスター?北海道や沖縄の蚊、明日話せる「種類」のトリビア

夏場になるとよく見かける「蚊」。

「いつの間にか刺されていてかゆくなった!」「夜中にブ~ンという音が気になって寝られない!」

という経験がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では「蚊の種類」にスポットを当てて、明日話せるトリビアを交えながらお話ししていきます。

目次

蚊の種類はどれくらい?

蚊は昆虫の仲間で、ヒトなどから血を吸う吸血動物です。

世界中に約2500〜約3000種類の蚊が存在しているといわれています。

そのうち日本には約100種類の蚊がいるそうです。

ヒトを刺す蚊はおもに2種類

私たちの身近にいるヒトを刺す蚊は、おもに「ヒトスジシマカ」「アカイエカ」の2種類です。

それぞれ説明していきます。

「ヒトスジシマカ」

一般的に「ヤブ蚊」と呼ばれています。大きさは4.5㎜前後で、黒い体に白い縞模様があるのが特徴です。朝から夕方にかけて屋外で活動しています。

ヒトスジシマカは「世界で一番キケンなモンスター」と称されています。人間の命を奪う野生動物の世界ランキングでダントツの1位なんだとか!

なぜかというと、血を吸うときに恐ろしい病気をうつすことがあるからです。

それがデング熱

デング熱は急激な発熱、発疹、頭痛、関節痛、嘔気・嘔吐の症状が現れます。

重症化したものはデング出血熱またはデングショック症候群とよばれ、稀に死亡することもある病気です。

「アカイエカ」

大きさは5.5㎜前後で、色は灰褐色〜赤褐色です。

暖かく薄暗い場所を好み、夕方から夜にかけて屋内で活動します。

夜中に「ブゥ〜ン」と言う音が気になる正体はこのアカイエカです。

アカイエカも日本脳炎の病気を媒介します。

日本脳炎は突然の高熱、頭痛、嘔吐の症状が現れ、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こし、後遺症が残ることや死に至る病です。

ヒトを刺さない蚊の種類

蚊と言えば刺されることをイメージしますが、実はヒトを刺さない蚊が2種類います

蚊の「オス」

オスは吸血しません。蚊のエネルギー源は糖分で、ふだんは花の蜜などを吸って生活しています。

メスはヒトの血を吸い、産卵のための栄養源とするためにヒトを刺すのです。

「ユスリカ」

アカイエカによく似た「ユスリカ」という虫がいます。ユスリカは蚊のようにヒトを刺し吸血することはありません

初夏から秋にかけてが発生のピークで、蛍光灯の明かりなどに集まる習性があります。

ユスリカはヒトを吸血しませんが、塵となったユスリカの死骸を吸ってしまうとアレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくを起こす可能性があります。

蚊に似ている「虫の種類」

蚊によく似た「ガガンボ」という虫がいます。ガガンボは体が細長く足がとても長い特徴があり、ヒトを刺すことはありません。

また、亡骸はとても脆くすぐバラバラになってしまうそうです。

調べていくとすごいガガンボを発見しました!

2017年、中国の四川省で発見されたガガンボです。

  • 羽を広げた時11.5㎝
  • 脚を伸ばした時25.8㎝

ギネス世界記録に「世界で最も大きな蚊」として認定されています。

冬にいる「蚊の種類」

夏に活動しているイメージがある蚊ですが、冬でも活動している蚊がいます。それは「チカイエカ」です。大きさは約5〜6mmで色は黄褐色です。

北海道から沖縄まで全国に生息しており、ビルの地下や地下鉄で発生します。

蚊はおちょこ1杯ほどの水があれば卵を産み、繁殖していきます。地下は暖かく湿度も高いため蚊の繁殖条件に合っているのです。そのため冬でも繁殖を繰り返し活動しています。

目にすることはありませんが冬眠する蚊がいます。

秋の終わりに羽化した「アカイエカ」のメスは、産卵や吸血などの活動を停止した休眠状態で生きて冬を越すそうです。

北海道にいる蚊の種類、沖縄にいる蚊の種類

寒い地域の北海道と暖かい地域の沖縄。

それぞれの地域にどんな蚊がいるのか調べてみました。

北海道で確認されている蚊は次の通りです。

  • アカイエカ
  • チカイエカ
  • コガタアカイエカ
  • ヤマトヤブカ
  • トウゴウヤブカ

沖縄で確認されている蚊は次の通りです。

  • ヒトスジシマカ
  • アカイエカ
  • チカイエカ
  • ネッタイイエカ
  • オオクロヤブカ

これらはごく一部です。

沖縄本島では49種類の蚊が確認されており、日本にいるとされる蚊の半数が沖縄にいるということになります。

やはり寒い地域より暖かい地域の方が、蚊も活動しやすいのかもしれませんね。

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