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蜻蛉(トンボ)の全種類。地域限定のトンボの種類や絶滅危惧のトンボの種類まで、明日話せる「トンボの種類」のトリビア

蜻蛉(トンボ)ってどれくらい種類がいるか知ってますか?

目次

蜻蛉(トンボ)の種類は世界中に分布している

蜻蛉(トンボ)は世界中に分布しており約5,500種類が確認されています。

その5,500種類の中でも3つに分類することができます。

  • 均翅亜目(きんしあもく)
  • ムカシトンボ亜目(むかしとんぼあもく)
  • 不均翅亜目(ふきんしあもく)

均翅亜目(きんしあもく)の特徴

羽が4枚あり、ほぼ同じ形。腹部が細く弱々しい感じがする(イトトンボやカワトンボ)

不均翅亜目(ふきんしあもく)の特徴

前後の羽の形が違う。腹部が太く全体的にがっちりしている(ふつうトンボやヤンマ)

ムカシトンボ亜目(むかしとんぼあもく)の特徴

世界に2種類しかいない。羽が前後同じ形で、腹部が太くがっちりしいてる「均翅亜目」と「不均翅亜目」の中間のような身体をしている

ムカシトンボ亜目2種類は日本に生息している

「ムカシトンボ亜目」が生息しているのは世界で「ヒマラヤ」と「日本」だけです。

しかも、2億年前の地層から「化石」として見つかるトンボの化石が、生息しているムカシトンボに形態が似ていることから、進化をほとんどしてないことから「生きた化石」と呼ばれてます。

日本にいるトンボの種類の数 実は日本はトンボ大国だった

日本には約200種類生息してると言われてます。

これは日本が島国であることを考えると驚異的な種類数なのは知られていません。

同じ島国である「イギリス」にいるトンボは40種類ほど、日本の「五分の一」しかいません。

比較すると日本がいかに「蜻蛉の種類」で突出してるか分かります。

絶滅危惧種に指定されているトンボの種類一覧

日本に生息していて「絶滅危惧種」に指定されているトンボがいます。

3つのランクに分けられています。上位から絶滅する可能性が高いです

日本に生息している約200種類のうち1割強の28種類が絶滅の危機に瀕しています。

「絶滅危惧ⅠA類」(ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)が5種類

  • オガサワラアオイトトンボ
  • アカメイトトンボ
  • オガサワラトンボ
  • ミヤジマトンボ
  • ベッコウトンボ

「絶滅危惧ⅠB類」( IA類ほどではないが、近い将来に絶滅の危険性が高い種)が10種類

  • コバネアオイトトンボ
  • ハナダカトンボ
  • オオモノサシトンボ
  • オオセスジイトトンボ
  • ヒヌマイトトンボ
  • トビイロヤンマ
  • ハネナガチョウトンボ
  • マダラナニワトンボ
  • エゾアカネ
  • オオキトンボ

「絶滅危惧Ⅱ類」( 絶滅の危険が増大している種)が13種類

  • カラフトイトトンボ
  • アオナガイトトンボ
  • オガサワライトトンボ
  • オオサカサナエ
  • ナゴヤサナエ
  • メガネサナエ
  • オキナワミナミヤンマ
  • アサトカラスヤンマ
  • サキシマヤマトンボ
  • ミナミトンボ
  • ハネビロエゾトンボ
  • ナニワトンボ
  • シマアカネ

日本に生息してる天然記念物のトンボの種類

「天然記念物」に指定されているトンボは4種類いてます。

  • ハナダカトンボ
  • オガサワライトトンボ
  • オガサワラトンボ
  • シマアカネ

トンボの種類の見分け方

蜻蛉の種類を見分けるには下記6パーツと模様を加えた7箇所で見分けることができます。

Screenshot

見分けるパーツを紹介しましたが、似ているトンボもいてるため、見分けることが難しいトンボも中にはいています。

大きな蜻蛉の種類

日本で最大の蜻蛉はオニヤンマです。

Screenshot

最大で11センチを超えるオニヤンマが発見されています。

蜻蛉の平均的な大きさは2センチ〜9.5センチなのでオニヤンマはかなり大きいと言えます。

ある地域にだけいる「蜻蛉の種類」

蜻蛉の種類は「広範囲にいてる蜻蛉の種類」「特定の地域だけにいてる種類」がいます。

日本各地で比較的よく見かける蜻蛉の種類は

  • アキアカネ
  • シオカラトンボ
  • オニヤンマ
  • ギンヤンマ
  • オオルリボシヤンマ
  • アオイトトンボ
  • カワトンボ

が多く見られます。

一方、ある一定の地域で多く見られ、他の地域では希少性が高い蜻蛉の種類もいます。

北海道で見られる「蜻蛉の種類(ホッカイドウコシボソヤンマ)」

北海道の道央と道南で見られる。本州にも同種はいてるが、目の色が違うブルーなのは北海道のみに生息しています。

https://twitter.com/Aeshna_k/status/1752845104111657214

兵庫県では普通に見れるが、他の地域ではレアな「蜻蛉の種類」
(サンインホソミオツネントンボ)

「サンインホソミオツネントンボ」という種類は、兵庫県では普通にみることができます。

ところが他の地域ではあまり見ることができない蜻蛉の種類です。

蜻蛉の季節はいつ?春にいる蜻蛉の種類、秋にいる蜻蛉の種類

トンボは「秋」によくいるイメージがありますが春〜秋までがトンボのシーズンとなります。

早い時期であれば「春」には「トンボ」を見かけることができます。

晩春に見られる「蜻蛉の種類」

  • ヨツボシトンボ
  • サラサヤンマ
  • アサヒナカワトンボ
  • ダビドサナエ
  • シオヤトンボ

夏によく見られる「蜻蛉の種類」

  • キイトトンボ
  • オオイトトンボ
  • ショウジョウトンボ
  • シオカラトンボ
  • チョウトンボ

秋にピークを迎える「蜻蛉の種類」

  • アキアカネ
  • ノシメトンボ
  • マユタテアカネ
  • ミヤマアカネ
  • ナツアカネ

身近にいる、よく見かける「蜻蛉の種類」は?

生活をしていると「トンボ」がいてるなぁ〜なんてトンボの存在に気づきますが、そのトンボはどんな種類なのでしょう。

北海道から本州、四国、九州で見れれる蜻蛉の種類です。

私たちの身近によくいる、全国的にみられる蜻蛉、5種類を紹介します。

シオカラトンボ

シオカラトンボ(オス)
Thomas Bresson[1], CC 表示 2.0, リンクによる

アオイトトンボ

アオイトトンボ♂、三重県、2015年9月28日
Alpsdake投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

アサヒナカワトンボ

ミヤマカワトンボ

モノサシトンボ

モノサシトンボ♂、愛知県、2013年6月7日
Alpsdake投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

トンボにも抜け殻がある。餌は何を食べてる?蜻蛉の特徴まとめ

蜻蛉の生態について知らないことが多いので、簡単にまとめてみました。

セミだけじゃない、トンボにもいろんな種類の「抜け殻」がある

「抜け殻」と聞くと「セミ」の抜け殻を思い出しますが「トンボ」にも抜け殻があります。

厳密に言うと「トンボ」ではなく「ヤゴ」の抜け殻です。

「抜け殻」にもたくさんの種類があり、蜻蛉の種類により変わってきます。

日本自然保護協会」のページにわかりやすいイラストがあります。すごく詳しく見れるので直接ページを訪れてご覧ください。

ちなみに、トンボはヤゴから成虫になるまでに脱皮を繰り返す。

その脱皮の回数は「蜻蛉の種類」により変わりますが

  • ギンヤンマ(約12回)
  • ハラビロトンボ(10回前後)

他の昆虫が5回くらいなので、それと比較すると「トンボ」は脱皮の回数が飛び抜けて多いことが分かります。

トンボはどんな「種類の餌」をたべている?

トンボがどんな種類の餌を食べているかあまり知られていません。

トンボはいろんな種類の昆虫を食べています。

  • ハエ
  • カゲロウ

などを食べています。

また、「トンボの種類」で大型の「オニヤンマ」は他のトンボを食べることがあります。

山にいるトンボの種類、川にいる蜻蛉の種類、田んぼにいる蜻蛉の種類

トンボは「山」「川」「田んぼ」など水のある場所で生息しています。

場所により「トンボの種類」は変わってきます。場所ごとにいる主なトンボをまとめました。

「山」にいるトンボの種類

  • エゾイトトンボ
  • オゼイトトンボ
  • ミヤマカワトンボ
  • ムカシトンボ
  • オジロサナエ

「川」にいるトンボの種類

  • ハグロトンボ
  • ホンサナエ
  • コシボソヤンマ
  • コヤマトンボ
  • アサヒナカワトンボ

「田んぼ」にいるトンボの種類

  • キイトトンボ
  • オツネントンボ
  • オオシオカラトンボ
  • シオヤトンボ
  • ウスバキトンボ

場所によってトンボの種類が変わるのはトンボが好む環境が違うので、生息する場所が変わります。

トンボが好む場所の環境は

  • 水質
  • 水深
  • 水草
  • 水の流れ
  • 周辺環境

これらのどれを好むかにより生息しているトンボの種類が変わると言われています。

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