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「焼き鳥の種類」日本7大焼き鳥や世界の焼き鳥、誰も知らない希少部位まで明日話せる「種類」のトリビア

約60種類あると言われている焼き鳥。スーパーやコンビニでも売られ、美味しく手軽に食べられる人気の食べ物です。専門店に行けば、普段見かけない珍しい種類に出会えることも。

「焼き鳥の種類」に詳しくなれば、周りから一目置かれるかも知れません。

知れば知るほど食べたくなる、そんな「焼き鳥の種類」をご紹介します。

目次

定番の「焼き鳥」の種類

お店でよく見かける焼き鳥の種類をご紹介します。

もも

鶏もも肉を串に刺して焼いたシンプルな焼き鳥。

むね

鶏むね肉を使用した焼き鳥。脂が少なくさっぱりしている。

ささみ

ささ身を使用した焼き鳥。あっさりしとしながらも、しっとりした柔らかさが特徴。

ねぎま

鶏もも肉とネギを交互に串に刺して焼いた焼き鳥。

かわ

鶏皮を串に刺して焼いた焼き鳥。カリカリとした食感が特徴。

手羽先

鶏の手羽先部分を串に刺して焼いた焼き鳥。

レバー

鶏の肝臓を使用した焼き鳥。鉄分など栄養豊富。

ハツ

鶏の心臓を使用した焼き鳥。1羽から1つしか取れないため、希少部位。

砂肝

鶏の胃袋の中にある「砂嚢(さのう)」と呼ばれる部位を使用した焼き鳥。コリコリとし た食感が楽しめる。

つくね

鶏ひき肉に卵や調味料を混ぜて団子状にして焼いたもの。

ぼんじり

別名「三角」とも呼ばれる。鶏の尾脂肪(尻尾の付け根部分)を使用した焼き鳥。

せせり

別名「ネック」とも呼ばれる。鶏の首肉を使用した焼き鳥。よく動かすので弾力があり脂 ものっている。

軟骨

鶏の軟骨部分を使用した焼き鳥。コリコリと歯ごたえある食感が特徴。

希少部位の種類

最近若者の間で「希少部位」の人気が高まっています。名前だけでは、どのような焼き鳥なのか想像しにくい種類もあって迷いますよね。注目度の高い「希少部位」をご紹介します。

「1羽」から「2個」しか取れない焼き鳥の種類

白子

鶏の精巣。濃厚でクリーミー。魚類の白子よりクセが少なく食べやすい。塩・タレ以外に ポン酢で味付けしたものも。

おび

鶏もも肉の内側にある筋の少ない部分。水分が多く、ぷりぷりした牡蠣のような食感から「オイスターミート」や「チキンオイスター」などと呼ばれている。

ソリレス

鶏もも肉の付け根あたりにある部分。1つの大きさが卓球ボールくらい。

変わった名前は、フランス語で「コレを残すのは愚か者だ(Sot-l’y-laiss)」という意味。 ももの中でもよく動く部位なので、引き締まっていて弾力があり、食感が良い。

ふりそで

鶏の手羽元と胸の中間にあたる部位。1羽で取れるのは50gほど。ほどよく脂がのっていながら、さっぱりとした味わい。

その他の希少部位

えんがわ 

砂肝の外側にあたる部分。串1本作るのに4~6羽分ほど必要。少し固めの食感ながら、独特のコリコリとした歯ごたえとうま味がある。

ハツ元

鶏のハツの根本で、ハツとレバーがつながっている部分。1本の串を作るのに、5~6羽分ほど必要になる。コリコリとした弾力のある食感が特徴。 

油つぼ

鶏の尾の付け根にある部位。鶏が自身の羽を水から守るために、分泌した脂をためている 器官。1羽の鶏から1個しか取れない。 ぼんじりより脂の味が濃く、こってりしている。

「焼き鳥」と「やきとり」

皆さんは店頭などで「やきとり」とひらがなで書かれているのを見たことがありますか?

実は「焼き鳥」と「やきとり」にはそれぞれ定義があるのです。

「焼き鳥」・・・・鶏肉を串に刺して焼いた料理

「やきとり」・・・鶏肉以外の豚や牛、馬などの肉やその内臓を串に刺して焼いた料理

また、明治時代後期から昭和にかけてのやきとり屋の屋台では、一般的には鶏肉ではなく、豚や牛の内臓肉をやきとりとして販売していたようです。この時代は、鶏肉は高価だったため、鶏の代替品として、安く手に入る豚や牛が使われていたのです。

鶏肉以外の肉でも「やきとり」としているのは、この時代の名残だと考えられています。

「日本7大焼き鳥」とは

「日本7大焼き鳥」というものがあるのをご存じでしょうか。

それぞれの都市で、個性豊かな焼き鳥を展開しています。その種類を紹介していきます。

室蘭(北海道)

豚肉と玉ねぎを使用する。玉ねぎで豚肉を挟むように刺し、洋がらしをつけていただくのが一般的。

美唄(びばい・北海道)

鶏肉の様々な部位を、玉ねぎと一緒に塩・こしょうで焼いていく。1本の串で様々な部位が味わえるのが特徴。

福島

「伊達鶏」などの福島ブランドの鶏肉を使用。豚肉の内臓系もあり。

東松山(埼玉)

豚肉のこめかみから頬にかけてのカシラ肉を使うのが特徴。長ネギと交互に刺して塩で味付けする。好みで辛い味噌ダレをつける。

今治(愛媛)

今治のやきとりは串に刺さない。鉄板の上で焼きながら、大きな鉄のコテでプレスしながら火を通していく。こうすることによって、早く焼ける上に、カリっとした食感に焼き上がる。

長門(ながと・山口)

塩焼きしたやきとりに、ガーリックパウダーを振りかけて食べるのが一般的。鶏だけでなく豚肉や魚介類など、種類が豊富。

久留米(福岡)

鶏肉から豚肉、その内臓系から魚介類、野菜系まで、種類が多いのが特徴。基本は塩焼きで食べる。

外国の焼き鳥の種類

外国にも、日本の焼き鳥と似た料理があります。その一部を紹介します。

味付けにその国の特徴が表れていて、興味深いです。

サテ(インドネシア・東南アジア)

インドネシアやマレーシアで一般的な串焼き料理。鶏肉、羊肉、牛肉などを使用。甘辛いピーナッツソースやココナッツミルクをベースにしたタレをかけて食べるのが特徴。

スブラキ(ギリシャ)

豚肉、鶏肉、羊肉を使った串焼き料理。レモン、オリーブオイル、オレガノなど地中海風の調味料でマリネされていて、日本の焼き鳥よりさわやかな味わい。キュウリとヨーグルトで作るソースにつけて食べることが多い。

タッコチ(韓国)

鶏肉を甘辛いコチュジャンベースのタレで味付けして焼く。日本の焼き鳥よりタレが濃厚で辛みがある。

ブロシェット(フランス)

肉や野菜を串に刺して焼く料理。味付けにハーブやガーリックを使うことが多い。

焼き鳥は肉を串に刺して焼く、というシンプルな料理だけに、地域ごとに独自の発展を遂げたり、その土地の文化を反映したりと、奥が深く興味深い食べ物ですね。

シンプルに定番品を楽しむのも良し。希少部位を追及するのも良し。自分好みの楽しみ方を見つけてみてください。

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