「みかん」「オレンジ」「グレープフルーツ」など、たくさんある「柑橘類」
「柑橘類」はどれだけあるか知ってますか?普段スーパーなどで見かける以外にも、ローカルだけに存在する「柑橘類」もあります。
そこで、この記事では「柑橘類」の種類にスポットを当てて、明日話せるトリビアを交えてお話ししていきます。
「柑橘類」の種類について

「柑橘類」は大きく3種類に分かれます。
- カンキツ属
- キンカン属
- カラタチ属
これらに属するものが「柑橘類」と言われます。
「柑橘類」は、さらに種類は分類される
これら3つの種類はさらに細かく分かれます。
例えば「カンキツ類」は、さらに「属」から「類」に分類されます。下記のようなイメージです。

主なものは
- みかん類
- オレンジ類
- グレープフルーツ類
- ブンタン類
- タンゼロ類
この他にもあります。
「属」→「類」に分かれ、「類」になると、よく知られて「柑橘類」のフルーツの名前が出てきます。
この「類」の分類から、さらに「品種」に分かれます。
みかん類だと主なものは
- 温州みかん
- 紀州みかん
- ポンカン
など、多数あります。
これは「キンカン属」「カラタチ属」も「類」に分類され、さらに「品種」に分類されます。
そして「品種」の中でもさらに種類分けされます。
これらの種類で数えると1,000種類を超えると言われています。
「属」「類」「品種」「種類」に分かれるので、例えば
「温州みかん」は「カンキツ属のみかん類の温州みかんの日南1号」だったりするわけです。
僕たちが食べてる「みかんの種類」は?

僕たちがスーパーでよく見かけるのは「温州みかん」という種類です。
割と長い期間「みかん」は食べることができます。それは「収穫時期」に違いがあるからです。
- 極早生(ごくわせ)9月〜10月
- 早生(わせ)11月〜12月初旬
- 中生(なかて)12月
- 晩生/普通12月末〜3月
収穫時期により「品種」があり、約半年間「みかん」は楽しむことができます。
「種類」はどんどん増えている
「品種改良」って聞いたことあると思います。
いろんな品種を交配させ、新たな品種を作ります。
例えば「みかん」でも、ある研究所では年間1,000種類も品種改良が行われています。
でも、品種改良は何年も時間が掛かり
- 病気に強く生産しやすいか
- 味は美味しいか
- 風味は良いか
など、厳しいチェックがあるので、なかなか製品として市場に出て広まることはありません。
年、1種類〜2種類しか製品として市場に出ることはありません。
オーストラリアには「柑橘類」はなかった
「柑橘類」に分類される3種類はアジア大陸の東南部に分散しているが、オーストラリアでは確認されていませんでした。
オーストラリアには「ミクロシトラス属」「エレモシトラス属」に属する種類の植物は存在します。しかし、厳密に言うと、「シトラス属」は「柑橘類」に入ってないので、オーストラリアには「柑橘類はない」と言えるのです。
✳︎元々、オーストラリア大陸には存在しなかったというだけで、いまでは「ネーブルオレンジ」や「バレンシアオレンジ」の生産が盛んです。
日本のお寺で発見された「柑橘類」の種類

「品種改良」され「種類」が増えると書きましたが、「発見」されることもあります。
「はっさく」は広島のお寺で発見された「柑橘類」です。
広島の尾道市の因島にある「密厳浄土寺」で住職により発見されました。
当時は「名もなき」果実だったんですが、発見から26年後に「八朔(はっさく)」と名付けられました。
偶然発見された「柑橘類」でも、これだけメジャーになるんです。
「伊予柑(いよかん)」は愛媛生まれではない?!

愛媛の特産品でメジャーな「伊予柑」
実は、「八朔(はっさく)」どうよう「発見された柑橘類」なんですが、松山で発見されたんじゃないんです。
今の、山口県の萩市の園で発見された「柑橘類」でした。
山口県から愛媛県に持ち込まれました。元々、みかんの栽培が盛んな土地だったので「伊予柑」の栽培も広がっていき、これだけメジャーな「柑橘類」になりました。
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