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「香典袋」ってどれだけ種類があるの?明日話せる「種類」のトリビア

社会人になるとお葬式に行く機会も増えます。でも「香典袋ってどれなの」「表書きはどうする?」

行く間際になって焦ることがあります。頻繁に行かないので知らない多いですよね。

実は「香典袋」には種類があります。この記事ではその辺りを纏めましたので、ぜひ読んでください。

目次

「香典袋」の種類はどれだけあるの?

香典袋は「宗教」「宗派」によって変わり、さらに地方によっても変わりますが概ね5種類に分かれます。

  • 無地の不祝儀袋✖️白黒の水引き
  • 蓮の絵が描かれた不祝儀袋
  • 十字架やユリの絵が描かれた不祝儀袋
  • 無地の封筒
  • 無地の不祝儀袋✖️銀の水引き
宗教・宗派香典袋の種類
仏式①無地の不祝儀袋✖️白黒の水引き
②蓮の絵が描かれた不祝儀袋
キリスト式③十字架やユリの絵が描かれた不祝儀袋
④無地の封筒
神式⑤無地の不祝儀袋✖️銀の水引き
宗教不明の場合①無地の不祝儀袋✖️白黒の水引き

香典袋の種類

各宗教によって香典袋の種類は変わりますが、主な種類の香典袋を画像で紹介します。

「仏式」の香典袋

香典袋の種類 仏式

「キリスト式」の香典袋

香典袋の種類 キリスト教 キリスト式

「神式」の香典袋

香典袋の種類 神式

「香典袋」は同じでも書く「表書き」に幾つかの種類があります。

宗教・宗派表書きの種類
仏教・御霊前(ごれいぜん)
・御香料(ごこうりょう)
・御香典(ごこうでん)
・御悔(おくやみ)
浄土真宗
・御仏前(ごぶつぜん)
キリスト教・御花料(おはなりょう)
カトリック
・御ミサ料(おみさりょう)
プロテスタント
・献花料(けんかりょう)
・弔慰料(ちょういりょう)
神道・御神前(ごしんぜん)
・御玉串料(おたまぐしりょう)
・御榊料(おさかきりょう)
宗教無し・不明・御香料(ごこうりょう)
・御香資(ごこうし)

仏教の浄土真宗は「御仏前」と書く理由

浄土真宗は「香典袋」に「御仏前」と書きます。

これは浄土真宗の考え方で「死者としてくようするのではない」という他の宗派と違う考えからです。

死と同時に阿弥陀如来によって極楽浄土へ迎え入れられる。

お葬式という礼拝は死者に対してではなく、阿弥陀如来に対し行うので「阿弥陀如来=仏様」なので「御仏前」となります。

仏式の香典袋に「蓮の花」はなぜ使われるの?

「蓮の花」は水中の泥の中から真っ直ぐ伸び、水面に綺麗な花を咲かせます。その姿が仏教の教えに通づることから「蓮の花」が使われています。

「蓮華の五徳」というのがあり

  • 淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)
    厳しい環境にいても清らかに生きよう
  • 一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)
    「唯一無二」の自分を大切にしよう
  • 花果同時の徳(かかどうじのとく)
    「仏の心」を大切に育てよう
  • 一花多果の徳(いっかたかのとく)
    花を咲かせて、多くの人達を幸せにしましょう
  • 中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)
    欲にまみれず、真っ直ぐに生きよう

この5つの教えに通づるので蓮の花が使われてます。

「香典」はいつから始まった?

「香典」の始まりは諸説ありますが、室町時代から始まったとされています。上流の武士が香典を渡していたという記録が残っていました。

農民など位の高くない人たちは香典に金銭を持ってくるのではなく、食料を持ち寄っていました。

明治期に一般的に「金銭」を持ち寄る、現代の形になっていきました。

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