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「サンスベリアの種類」一般的な品種から高級希少種をご紹介。サンスベリアの土や病気、明日話せる「種類」のトリビア

「サンスベリア」は、スタイリッシュな見た目と育てやすさから、多くの人に親しまれている観葉植物です。

乾燥や日陰にもつよいので、初心者でも育てやすいと人気があります。

先の尖った葉っぱは悪い空気(邪気)を払い、金運や仕事運を上げる効果があるとされているため風水としても活用されます。

この記事では「サンスベリアの種類」にスポットを当てて、明日話せるトリビアを交えながらお話ししていきます。

目次

「サンスベリアの種類」は何種類ある?

サンスベリアの種類は60〜70種類以上あると言われています

ポピュラーな剣葉タイプや細長い葉を持つ棒タイプなどさまざまです。

サンスベリアは空気清浄効果があり、マイナスイオンを発生します。夜に多く酸素を生み出す性質を持っているため、寝室に置くと安眠につながると言われています。

たくさんあるサンスベリアの中から10種類をご紹介します。

サンスベリア・ローレンティー(トラノオ)

最も一般的な品種です。幅広の多肉質な緑色の葉っぱに黄色の模様が入っているのが特徴です。

親株が成長すると根元から新しい芽が出て来ます。

この芽が成長していくと子株になり、子株を親株から切り離し植え替える「株分け」をすることで、どんどん増やしていくことができます。

長く鋭い葉に縞模様がトラのしっぽのようにみえることから、別名「トラノオ」と呼ばれています

サンスベリア・ゼラニカ

ゼラニカも一般的な品種です。ローレンティーに似ていて細長い葉にゼブラ柄の独特な模様をしています。

耐陰性に優れているため、室内で育てやすくインテリア向きです。

サンスベリアは、葉をカットすると切り口からカロスという新しい個体を作り出す組織が作られます。カットした葉を土に植えると、カロスから根や芽が出てきて子株として成長していきます。

このことを「葉挿し」といい、葉挿しをすることでも子株を増やしていくことが可能です。

サンスベリア・マッソニアーナ

濃い緑色で横幅のある葉が特徴的で、立ち上がるように成長していきます。

1株に1枚から数枚しか葉をつけないため、見た目にインパクトがあり個性的なサンスベリアです。

耐陰性もありますが、日光の光を好むので日の当たる場所に置いてあげることで元気に育ちます。

サンスベリア・ハニー

コンパクトで卓上サイズのためとても人気があります。

大きくなっても20㎝程度までしか成長しません。

青みがかった色合いの葉が特徴的なグリーンタイプ(ハニー)と、黄色の葉の周りにキレイな緑色の斑が特徴的なライムタイプ(ゴールデンハニー)があります。

サンスベリア・ミカド(バキュラリス)

棒状のサンスベリアで細長い葉がまっすぐ伸びているのが特徴です。

緑色の葉に縞模様があります。

スタイリッシュな姿がインテリアとして人気が高く、育て方も簡単なので初心者におすすめです。

サンスベリア・ボンセレンシス

肉厚の葉っぱに横縞模様がくっきり浮かび、扇のように左右に開いて成長していくのが特徴です。

丸みのあるフォルムが室内インテリアに人気があります。

成長が遅いため手間がかからず、初心者にも扱いやすい品種です。

サンスベリア・ファーンウッド

棒タイプと剣葉タイプの中間のようなサンスベリアです。

密集するように横縞模様の細長い葉が生え、まっすぐだけでなく横にも広がるのでダイナミックな印象が特徴的です。

ファーンウッドも手間がかからないため初心者におすすめです。

サンスベリア・サムライドワーフ

太くて短い濃い緑色の葉っぱがロゼット状(放射線状)に広がっているのが特徴です。

葉のふちが赤茶色になっています。

成長しても30㎝程度の小型サイズなので室内インテリアとして最適です。

刀のような葉やフォルムが手裏剣のように見えることから、名前は日本の「侍」から付けられたそうです。

サンスベリア・ロリダ

「キング・オブ・サンスベリア」と呼ばれる希少品種です。

深緑色の肉厚の葉に赤と白のラインが入っていてとてもおしゃれなサンスベリアです。

扇状にキレイに重なって広がる独特な形をしています。

流通量は少なく、高値で取引される超高級品です。

サンスベリア・ピングイキュラ

「サンスベリアの女王」と呼ばれる希少品種です。

緑の葉にはパウダーがかかり、肉厚な葉の先端は鋭く尖っています。

葉はロゼッタ状に広がり、先端にはピンクの斑が入っているのが特徴的で美しいサンスベリアです。

調べてみるとやや高値で取引されていました。

サンスベリアに適した土の種類

サンスベリアは丈夫で生命力が強い植物ですが、その反面、湿気や通気性の悪さに弱い性質があります。

そのため、通気性と排水性に優れた土を使うことで元気に成長していきます。

おすすめの土は以下の3つです。

【赤玉土】

サンスベリアに最も適した土の一つです。通気性、排水性、保湿性に優れており、根の呼吸を助け根腐れを防ぐ効果があります。

【腐葉土】

堆肥の一種で栄養分を多く含んでおり、土の保水性を高める役割をします。

ただし、腐葉土を多く含むと過湿になりやすいため、注意が必要です。

【パーライト】

ガラス質の火山岩を加工して作った土壌改良資材です。通気性を向上させるために使用されます。

パーライトを混ぜることで、土の軽さが増して微生物が活性化し、根の成長を促進します。

土を自作する場合は以下の配合をおすすめします。

【赤玉土5:腐葉土4:パーライト1】

排水性と通気性に優れ、サンスベリアが健康に育つために推奨されている配合です。

ぜひ参考にしてみてください。

※注意点
サンスベリアは過湿に弱いため、土が湿りすぎないように気をつけましょう。
また、堆肥や腐葉土を多く含む土はコバエが発生しやすくなるため、注意が必要です。
初心者の方には、市販のサンスベリア専用の土や観葉植物用の土が便利でおすすめです。

サンスベリアがかかる病気の種類

サンスベリアは初心者でも育てやすい植物ですが、間違ったお世話をしてしまうと病気にかかってしまいます。

主にかかる病気は「立枯病」「根腐れ」です。

それぞれの病気にかかる原因や症状、対処法を詳しく解説していきます。

立枯病

立枯病(たちがれびょう)は、植物が枯れてしまう病気です。

【原因】

寒さや風通しの悪さが原因です。

サンスベリアは寒さに弱い植物なので、寒いところや風通しの悪いところに置いておくと、立枯病にかかってしまいます。

寒い冬場はお世話を特に気をつけましょう。

【症状】

葉の下の方から黄色くなっていき、株が枯れ茎や根っこも徐々に腐っていきます。

【対処法】

まず、枯れてしまった部分を切り取り、被害の拡大を防ぎましょう。

新しい土に植え替え、湿度管理と風通しを良くすることで復活しやすくなります。

根腐れ

根腐れは、根っこが腐ってしまう病気です。

【原因】

水のやりすぎで起こります。

サンスベリアは乾燥に強く、肉厚の葉に水分を貯めこむため、数日間水やりをしなくても平気な植物です。

毎日水やりをしていては根腐れを起こしてしまう可能性があります。

また、土の水はけの悪さも根腐れの原因の一つです。

【症状】

葉の根元がふにゃふにゃになったり、根本から折れ曲がったりします。

根腐れを起こすと「生ものが腐ったような」異臭がします。

【対処法】

腐った根っこを切り取り、乾燥した土に植え替えましょう。

また、水やり頻度を見直すことで再発を防ぐことができます。

サンスベリアの毒の種類

サンスベリアには「サポニン」という成分がふくまれています。

サポニンは人間に影響はありませんが、犬や猫などのペットにとっては有害な成分です。

犬や猫にとって刺激が強く、間違って食べてしまうと嘔吐や下痢の症状が出る場合があります。

ペットがいるところでサンスベリアを育てる場合は、届かないところに置いたり、別の部屋で育てたり対策を考えましょう。

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