会社員なら天引きされてるのでイマイチ理解していない「年金」。何種類あるか知ってますか?
「年金」って何種類あるの?
年金の種類ですが、分け方で種類数が変わります。まず大きく2種類に分かれます。
- 公的年金
- 私的年金
「公的年金」は国が運営している年金で、「私的年金」は個人が任意で入る保険です。
「公的年金」は会社員の人なら給与から天引きされています。
「公的年金」の種類
大まかに2種類に分けた年金の「公的年金」はさらに3種類に分かれます。
- 国民年金
- 障害年金
- 遺族年金
「老齢年金」は年金を払っていたら65歳からもらう年金のことです。
「障害年金」は病気や怪我で所定の障害を負った場合に、支払われるのが障害年金です。
「遺族年金」は年金を支払ってた人が亡くなったときに、遺族に対して支払われる年金です。
「年金」のはじまりは1種類だけ??
「年金」の始まりは1939年の「船員保険法」の成立によってできた「船員」にだけの年金でした。
そこから1941年に「船員以外」に拡充される年金制度が作られました。
でも、労働者が増え適用されない労働者が多かったため1944年に「厚生年金保険」と改め、対象範囲を広げました。
それでも「農業従事者」や「漁業従事者」が加入できる年金制度はありませんでした。
そこで1959年に「国民年金保険」ができました。
なので、「年金」は徐々に「種類」が増えていきました。
その前に「年金」があった?
1939年の「船員保険法」の成立が年金の始まりと伝えましたが、1875年に海軍に対して、国防のために尽くしてくれた「感謝」のため、「年金」のような謝礼を受け取っていました。
年金は2階建。でも2階からできた
「年金」の説明でよく「年金」は2階建と聞いたことあると思います。
- 2階「厚生年金」
- 1階「国民年金」
これって「年金の始まり」で書いたように、1944年「厚生年金保険」1959年「国民年金保険」ができたので、2階から作られたことになるんです。
と考えると、ちょっと面白い話に聞こえます。
「公的年金」の発祥は古代ローマ
世界で「公的年金」が始まったのは「古代ローマ」の時代と言われています。
退役軍人や怪我をして働けなくなった軍人、残された家族の生活保障のために作られました。
ここから「年金」という制度がスタートしました。
「私的年金」という種類もある
「公的年金」に上乗せして企業や個人が任意で加入する年金の種類。ここは2種類に分かれます。
- 企業が退職金制度の一環として行う年金
- 個人が任意でする年金
企業の退職金制度の一環として行う種類の年金は3種類
これは3種類に分かれます。
- 確定給付企業年金
- 企業型確定拠出年金(企業型DC)
- 厚生年金基金(2014年で新規受付中止)
「確定給付企業年金」は企業が掛け金を積み立てて、運用、管理、給付までを行う。
「企業型確定拠出年金」は従業員が金融商品を選んで、運用する年金の種類です。
個人が任意でする年金の種類は2つ
2種類あります。
- 国民年金基金
- 個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo イデコ)
「国民年金基金」は国民年金に加入してる自営業やフリーランスの人が、追加で任意で加入できる年金
「個人型確定拠出年金」は20歳以上、65歳未満の人であれば誰でも加入できる年金です。
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