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「魚の種類」意外と知らない魚の名前の由来、ちょっと変わった習性。地域別の魚の種類。明日話せる「種類」のトリビア

私たちの生活に欠かせない「魚」。

海の世界に暮らす魚たちは、私たちが思っている以上に多種多様です。ビックリするような不思議な生態や、面白い名前を持っています。

この記事では「魚の種類」にスポットを当てて、明日話せるトリビアを交えながらお話しをていきます。

目次

魚の種類はどれくらい?

全世界で37000種類以上の魚が発見されていますが、魚の種類はどんどん増え続けています。

「生物多様性科学と持続可能性研究所」のデータによると、2024年には406種類の新種の魚が発見されたそうです。

1日1種類以上の新種が発見されている計算です。

これからも魚の種類は増え続けていくでしょう。

世界最大の魚の種類、世界最小の魚の種類

世界最大の魚は「ジンベイザメ」です。

全長は十数メートルで大きな体をしていますが、おとなしい性質のサメです。

世界最小の魚は「ドワーフ・フェアリー・ミノー」です。

大きさはなんと、8㎜!

2016年に発見されて世界最小の魚としてギネスに認定されています。

泳げない魚の種類

水中を泳げない魚は見つかっていませんが、泳ぎが苦手な魚がいます。

それがカエルアンコウ(イザリウオ)です。

丸っこい形につぶらな瞳、とても可愛らしいですね!

カエルアンコウは、アンコウの仲間で水中をプカプカ浮いています。

移動するときは、手のように生えている胸ビレと腹ビレを使って歩いて移動するそうです。

可愛らしさと裏腹に、エサを食べるときのスピードはお魚界トップクラス!

頭の疑似餌を使い獲物をおびき寄せ、超高速で丸のみします。

そのスピードは0.01秒以下!すごい速さです。

名前の由来がおもしろい魚の種類

魚にはいろんな名前がついていますよね。

その由来はご存じですか?

調べていくとおもしろい由来があるお魚を見つけたのでご紹介します。

キタマクラ

キタマクラは人の命を奪うほどの猛毒を持っているフグの仲間です。

亡くなった人を北向きに寝かせる「北枕」からその名がついたそうです。

間違って食べたら死んでしまう(北枕にさせられる)という意味も込められています。

ハタハタ

ハタハタの漢字は多く「鰰」「鱩」「雷魚」「燭魚」と書きます。

雷の鳴る音といえば「ゴロゴロ」をイメージしますが、大昔は「ハタハタ」と表現していたことが名前の由来になっています。

雷といえば神様が鳴らしているということから「鰰」という漢字になった説もあります。

ユウレイコンニャクウオ

ユウレイコンニャクウオは、糸状の胸ビレを使ってゆったり泳ぎながらエサを探します。

その姿が「手を伸ばした幽霊」のように見えたことが名前の由来です。

2019年に新種の深海魚として公表されましたが、詳しい生態は発表されていません。

変わった習性をもつ魚の種類

魚にはさまざまな習性があります。

その中でもちょっと変わった習性をもつ魚を見つけたのでご紹介します。

ホンソメワケベラ

ホンソメワケベラは別名「クリーナーフィッシュ」と呼ばれています。

その理由は、他の魚の口内に残った食べ残しや体についた寄生虫を食べてお掃除してくれるからです。

大型魚もその習性を認識しているため、ホンソメワケベラを食べてしまうことはありません。

チョウチンアンコウ

チョウチンアンコウのオスは、子どもを残すためにメスに全てを捧げて一生を終えます。

深海の暗い海でメスを見つけたオスは、メスの体に噛みついてひっつき栄養を血液から吸収していきます。

噛みついたオスはメスに連れられて生活するため自分では泳ぎません。そのため必要なくなったヒレはなくなり、目や内臓も徐々に衰えていきます。

そして、子孫を残すための精巣だけを発達させて徐々にメスと同化していき、最終的に全て吸収されて一体化してしまいます。

カクレクマノミ

カクレクマノミは性転換する不思議な習性の持ち主です。

少数の群れで生活するカクレクマノミは、生まれた時は全てオス。

オスだけでは子孫を残せず滅びてしまいます。

そのため、群れの中で体が一番大きなオスがメスへと性転換し卵を産むのです。

メスが死んでしまうと次に大きなオスがメスへと性転換し、卵を産む。

この繰り返しでカクレクマノミは子孫を残し続けています。

地域別で食べられている魚の種類

地域によって漁獲される魚はさまざまです。

そこで、地域別にどんなお魚が食べられているのか調べてみました。

北海道

【ごっこ(ホテイウオ)】

ユニークな見た目のごっこですが、コラーゲンがたっぷりで鍋料理にピッタリな魚。

函館の冬の定番です。

【カスベ】

カスベは北海道でよく捕れる魚。

鮮度が落ちてしまうと臭みが出るためスーパーなどではあまり見かけないそうです。

淡白な身とコリコリした軟骨が楽しめ、煮付けや煮凝りにして食べられます。

東北地方

【ホヤ】

「海のパイナップル」といわれるホヤ。磯の強い香りと独特の風味をもっています。

生で食べても良し、焼く、蒸すどれをとってもおいしく食べられます。

【ふじつぼ】

青森県の郷土食。エビやカニのような味をしていて、酒蒸しにすると絶品!

塩ゆでや味噌汁に入れてもおいしくいただけます。

北陸地方

【サス(カジキ)】

富山県ではカジキを「サス」と呼びます。

サスの昆布締めが有名で、昆布の旨みがしみ込んだもっちりとした食感は絶品だそうです。

【ゲンゲ】

金沢で愛される幻の魚。表面はヌルヌルしていてコラーゲンがたっぷり。

唐揚げやみそ汁に入れて食すのが一般的です。

九州・沖縄地方

【シロウオ】

福岡の伝統料理「シロウオの踊り食い」。

シロウオは透明できれいな姿をしています。死んでしまうと鮮度が落ちてしまうため、生きたまま食べる「踊り食い」が一番美味しい食べ方だそうです!

【キビナゴ】

天ぷらや煮付けが美味しいキビナゴですが、刺身が食べられるのは鹿児島県だけ!

鮮度が落ちるのが早いため、漁獲量が多い鹿児島県だからこそ楽しめる一品です。

【イラブチャー】

沖縄県で捕れる鮮やかな青色をした魚。

たんぱくな白身魚が味わえ、刺身が定番です。その他、マース煮(沖縄煮物)やバター焼きが楽しめます。

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